会社からあと1駅近くなるとしたら、いくら払いますか?

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会社からあと1駅近くなるとしたら、いくら払いますか?
毎日、あなたはご自宅から会社まで何分かけて通われていますか。近年では職住近接の考えが浸透していることもあり、職場からは少しでも近いほうがいい!といった意見の方が多い一方で、あまりにも会社から近いと気持ちの切り替えがしにくいので少し離れているくらいの方がいい、といった方もいるかと思います。
今回、都内在住20~40代のビジネスパーソン500名に、通勤時間について意識調査をしてみました。

都内では若い世代ほど『痛勤』している人が多い?

今回、調査対象者である都内在住20~40代ビジネスパーソン500名の通勤時間の平均は「43.4分」、一方で理想の通勤時間は「32.1分」だったため、理想より10分以上長いと感じている人が多い結果となりました。
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世代別では、以下のグラフ通りとなっています。
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各世代、理想の通勤時間に対して認識に相違は見られませんが、現実の通勤時間の平均をみると、年代が上がっていくごとに短くなっており、通勤に「1時間以上」かけている人の割合にかけては40代では26.5%に対して、20代では39.4%と約4割にのぼっています。
20代ではまだまだ待遇面でも十分でなく、ご自身の収入と天秤にかけ、会社から多少遠くても自宅から通っているor賃料の安いエリアでの一人暮らしをしていることが伺えます。

仮に会社からあと1駅近くなるとしたら、あなたは幾ら余計に払いますか?

世代が上がるごとに理想に近づいていくとはいえ、なかなか理想通りにはいかない通勤時間。では、仮に会社から、1駅近くなると仮定した場合にいくら余計に払ってもいいか、についても調査したところ、以下のような結果となりました。
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9割以上の人が「1万円未満」と回答し、全体の平均金額は「2,976円」でした。一方で世代別に見ると同じ1万円未満でも払ってもいい金額に差が見られることが分かります。
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興味深いことに30代40代に比べて、待遇面では決して十分ではないと思われる20代ですが、仮に会社からあと1駅近くなるならば、先輩世代より多少の金額は惜しまない傾向が見てとれます。現在の通勤時間に必ずしも満足していない20代の「痛勤」に対する本音が透けて見えるのではないでしょうか。

まとめ

今回は、通勤時間という多くの人にとって身近なテーマを題材にしてみました。同じ題材であっても世代ごとに有意な差が見られて参考になる部分もあったのではないでしょうか。同世代だけでなく、世代間の相違についても、気づきとなる調査結果でしたね。
【調査概要】
調査内容 :通勤に関する調査
調査主体 :.answer
調査方法 :インターネットリサーチ
調査対象 :東京都在住の25~49歳の男女
サンプル数:500サンプル
調査期間 :2019年1月31日