マーケターの過半数が増やしたい時間、減らしたい時間とは?

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マーケターの過半数が増やしたい時間、減らしたい時間とは?
マーケター不足が叫ばれる昨今、実際にマーケティング業務に従事しているマーケターはどのような業務に時間を費やしているのでしょうか。今回、オールインワンマーケティングツール「ferret One」を提供する株式会社ベーシック(本社:東京都千代田区、代表取締役:秋山勝、以下ベーシック)は、20〜50代のマーケター471名を対象にマーケターの働き方を調査しました。

マーケターはどんな時間の使い方をしているの?

代表、役員が「戦略/施策を考える時間」に多くの時間を割くことができているのに対して、部長・マネージャー・一般社員については

「施策の実行にかかっている時間(LP制作など)」
「施策の効果検証にかかっている時間(データ収集含む)」
「その他外注先/パートナーとの打ち合わせ、社内調整などの時間」

に多くを取られていることがわかりました。
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マーケターの75%が「戦略/施策を考える時間」を増やしたいと回答!

マーケターの働き方においてよく問題とされるのが、目の前にある作業に追われるために、実際に向き合うべき業務ができていないということです。

『戦略・施策検討のための時間』
『施策の実行にかかっている時間』
『施策の効果検証にかかっている時間』
『その他外注先/パートナーとの打ち合わせ、社内調整などの時間』

の4つのうち増やしたい時間をお選びくださいという質問に対して、7割が「戦略・施策検討のための時間を増やしたい」と回答しました。
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マーケターの半数以上が「施策の実行にかかっている時間を減らしたい」と回答!

反対に「施策の実行にかかっている時間を減らしたい」と55.6%のマーケターが回答しました。

<マーケターのコメント>
実務(WEB制作やメディアの記事作成等)に追われがちだが、もっと考えることに時間をかけたい。(30代 マネージャー)
少ない人数でやっているので、非常に作業が繁雑で業務量が多く、検証までなかなかできてない。(50代 マネージャー)
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15%のマーケターは5個以上のツールを利用

「所属している会社で利用しているツールの数をお答えください」という質問をすると、53%のマーケターがツールを利用していない、もしくは1~2個のツールを利用していると回答しました。一方で、15%のマーケターは5個以上のツールを利用していることがわかりました。
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半数以上が、現在使用しているツールへの満足度を「3」と回答!

ツールを使用している人に対して、自身が使っているツールの満足度を聞いたところ、過半数以上が「3」と回答しました。

一般的に5段階中の「3」というと、マーケターが無難にツールを使いこなしている姿を想像されるかとは思いますが、実際のコメントでは、ツールを使いこなせていないと感じているマーケターの様子が分かりました。

<「3」と回答したマーケターのコメント>
ツールの使い方が複雑で本来の機能を使いこなせていない(30代 一般社員)

ツール間の連携ができないものもあり、アナログ的にデータをマージしなければならないものもあるため手間がかかる(40代 マネージャー)
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まとめ

今回の調査では、業務過多によって本来時間をかけたい「戦略・施策検討のための時間」に時間が割けていないマーケターの姿が見えてきました。半数以上が「『施策の実行にかかっている時間』を減らしたい」と答えている結果や各コメントからも、目の前の業務に追われているという現実があるようです。

業務の負担を軽減するにはマーケティングツールを入れるというのも1つの方法ですが、一方で
「ツールを導入したはいいけれども、使いこなせていない」といった声が目立つ調査結果となりました。
<調査概要>
調査内容:マーケターに関する調査
調査主体:株式会社ベーシック
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国のマーケティング業務に従事しているマーケター
サンプル:471ss
調査期間:2019年5月28日~5月31日