AI(人工知能)が仕事のツールとして当たり前になるのはいつ?

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AI(人工知能)が仕事のツールとして当たり前になるのはいつ?
皆さんはAI(人工知能)の進歩に期待と不安のどちらをより強く感じていますか?
AI(人工知能)技術の進展により、現在の雇用の半数が奪われるといった脅威論がある一方、逆に新たな雇用が創出されるといった意見もあり、何かと注目されている昨今かと思います。
実際にビジネスの最前線で日々、切磋琢磨されている人たちはどう考えているのでしょうか?
そこで今回は、株式会社アドフレックス・コミュニケーションズが20-40代のマーケティング、広報・宣伝業務に従事している人503名に実施した「AIに関する意識調査」の結果レポートを報告します。

AI(人工知能)が仕事のツールとして当たり前になるのはいつ?

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今回の調査ではマーケターの97.1%が「AI(人工知能)が仕事のツールとして当たり前になる時代が来る」と回答しました。気になる時期については、「2年以内」が最も多く、次いで「すでに来ている」、「3年以内」、「1年以内」と続き、53.6%が「2年以内にAI(人工知能)が仕事のツールとして当たり前になる」と考えていることが分かりました。

45.3%が「10年後、AI(人工知能)によって自分の仕事がなくなる」と回答

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マーケターの45.3%が「10年後、AI(人工知能)によって自分の仕事がなくなる」と回答、反対に「自分の仕事がなくならない」と回答したのは41.3%でした。「自分の仕事がなくなる」理由としては、正確さやコストなどが多く挙げられていた一方で、「自分の仕事がなくならない」理由としては最終的な判断は人間がやることになる、部分的に置き換わっても全てAI(人工知能)が出来るわけではない、といった意見が挙げられました。

マーケターにとってもっとも効率化したいタスクは「分析・効果検証」

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 どんな仕事がAI(人工知能)に任されるようになるのかということで、マーケターに「面倒だと思うタスク」について聞いたところ、もっとも回答が多かったのは「分析・効果検証」でした。続く2位は「企画・立案」、3位と4位はそれぞれ「制作(画像・ビジュアル)」、「制作(テキスト・原稿作成)」という結果になりました。

「AI(人工知能)が面倒な業務を解決・効率化してくれる」と思う人が80.0%

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 「前問で回答された面倒なタスクは、AI(人工知能)を導入することで解決もしくは効率化がはかられると思いますか?」という質問には、「解決・効率化してくれると思う(31.9%)」、「部分的に解決・効率化してくれると思う(48.1%)」と、全体の80.0%がタスクの解決・効率化について肯定的な回答をする結果になりました。効率化に期待が高まる一方、実際にAI(人工知能)を導入しているという回答はわずか4.7%(※)に留まりました。現状では導入が進んでいないものの、今後、多くの業界でAI(人工知能)の導入が進んでいくのではないでしょうか。
※既に導入しており、解決・効率化された(2.8%)、既に導入しているが、解決・効率化されなかった(1.9%)

AI(人工知能)に関するイメージ調査

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 ここ数年でAI(人工知能)を採り入れる企業も増えています。AI(人工知能)を導入することで、もっとも成長しそうな業界を全国のマーケターに聞いたところ、1位は「商社・メーカー(58票)」という結果になりました。続く2位は「販売・小売り(53票)」、3位は「サービス(46票)」です。特に4位の「医療・福祉(38票)」に対するAI(人工知能)の導入に期待している人も多いのでないでしょうか。
 また「 AI(人工知能)の開発・導入と聞いて浮かぶアメリカの企業」に関する質問では「Google(305票)、Amazon(242票)」、「IBM(173票)」といった企業が上位になりました。

まとめ

 アンケートの結果にもある通り、近い将来、仕事のツールとしてAI(人工知能)が当たり前になる時代が来るでしょう。あなたが「面倒」と感じているタスクも、AI(人工知能)の導入によって解決・効率化がはかられる日もそう遠くないかもしれません。
AIはAIにしか出来ない形、人間は人間にしか出来ない形で働けるような社会になっていくことが望まれますね。
【調査概要】
調査内容:AIに関する調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~40代のマーケティング、広報・宣伝担当者
サンプル:503ss
調査期間:2019年5月30日~6月4日