「お墓」の撤去を考える人が3割も!?

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「お墓」の撤去を考える人が3割も!?
ミレニアム世代の皆さんは、自分や家族のお墓について考えたことがありますか。
なかなか日常で考えることの少ない「お墓」について、今回は、お墓の所有者、お墓の非所有者でこれから購入を検討している人、計1,683名を対象に実施された「“お墓”についての悩み事アンケート」の調査結果をお伝えいたします。

お墓の継承者がいない

「現在お墓に関して悩んでいることは何ですか?」(お墓を所有している方への質問)と質問したところ、最も多い回答は「お墓の継承者がいない」で全体の21.0%、次いで「お墓の維持費」15.2%、「お墓が遠い」13.9%、「お墓の手入れが行き届かない」12.0%という結果になりました。
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お墓を維持する上での悩みが多いですね。

お墓の引越しは考えていない人が大多数!

「お墓の改葬(お墓の引越し)やお墓の撤去を今後検討していますか?」(お墓の所有者への質問)をしたところ、改葬(お墓の引越し)を検討している割合は4.0%、お墓の撤去を検討している割合は10.5%となりました。全体では、85.5%の方が、「検討していない」という結果となりました。
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3割の人が、お墓を撤去しようと考えている

一方、お墓の所有者の悩みで「継承者がいない」と回答した方の割合を調べたところ、改葬は4.4%と全体と比較して大きな差がないものの、「お墓の撤去」の割合は30.9%となり、継承者に関する悩みを抱えていない人と比較してお墓の撤去を検討する割合が大幅に増えました。
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相談相手がわからない

「お墓を探す場合に相談する場所はどこですか?」(お墓を所有していない方への質問)と質問すると、「相談する相手が判らない」が74.1%で最多となり、約3/4の方が、お墓を購入しようとする時に相談する場所がないと回答。続いて、「家族・親族」が13.5%、「お寺・住職」が4.7%となり、お墓のプロである「石材店」は1.3%となりました。
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確かにお墓について相談する相手と聞かれて、パッと思いつく人や業者サービスはなかなか無い?!ですね、、、。

まとめ

昨今、社会問題となっている「少子高齢化」がお墓の継承者問題として課題となっていることがわかる結果となりました。そして、その解決策として「お墓の撤去」を想起する割合が高く、相談相手もわからない状況にあることが伺えます。これは「お墓」という商品が、一般的な商品・サービスと比較し、広告宣伝による露出の少なさや一生に一度購入するか否かのものであるが故の結果ではないかと推察されます…!
お墓…もっと身近にあれば手入れもしやすく、お参りにも行きやすそうですよね。皆さんも改めてかんがえてみてください~。
【調査概要】
調査内容: お墓に関するアンケート
調査主体:全国石製品協同組合
調査対象:全国45才代以上の男女
調査方法:インターネット調査
サンプル:1,683ss
調査期間:2019年2月8日~2019年2月28日

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