ふるさと納税先はどう選んでいる?利用実態に関する調査
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ふるさと納税といえば、豪華な返礼品を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
もともと地方復興のために生まれたふるさと納税ですが、その地方を応援したいという思いだけでなく、返礼品の魅力を基準にふるさと納税先を選ぶ方もいるのでは?
今回は、ふるさと納税に関する調査を実施しました。(株式会社インテージリサーチ調べ)
さっそく結果をみていきましょう!
もともと地方復興のために生まれたふるさと納税ですが、その地方を応援したいという思いだけでなく、返礼品の魅力を基準にふるさと納税先を選ぶ方もいるのでは?
今回は、ふるさと納税に関する調査を実施しました。(株式会社インテージリサーチ調べ)
さっそく結果をみていきましょう!
そもそも、ふるさと納税していますか?経験者は意外と少なく1割台!
【問】あなたはふるさと納税をしたことがありますか。
ふるさと納税の経験を聞いたところ、東京圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住者では17.2%、地方圏(東京圏以外)在住者では12.3%が「ある」と回答し、東京圏在住者の割合がやや高い結果になりました(全体では、13.7%が「ある」と回答)。
この結果から、ふるさと納税を一度でもしたことがあるという人は、全体の1割程度だということがわかりました。
この結果から、ふるさと納税を一度でもしたことがあるという人は、全体の1割程度だということがわかりました。
寄付先を選ぶ基準は魅力的な返礼品!特に、「地域でとれた農林水産物」に関心が!
【問】あなたがふるさと納税の納税先を選ぶ基準となることは何ですか。あてはまるものを全てお答えください。
質問対象:前問で、「ふるさと納税をしたことがある」と回答した人
質問対象:前問で、「ふるさと納税をしたことがある」と回答した人
寄付者がふるさと納税先を選ぶ基準では、「地域性のある魅力的な返礼品」(64.7%)が最も高くなっています、次いで「寄付額に対して高い価値のある返礼品」(45.2%)、「寄付金の使い方に賛同できる地域」(20.0%)と続いています。
ふるさと納税者の多くは、返礼品の魅力や価値に重点をおいて納税先を選んでいることがわかりました。
また、納税者が魅力や価値を感じる返礼品とはどのようなものなのか、聞いてみました。
【問】魅力を感じるふるさと納税の返礼品を3つまでお答えください。
質問対象:前問で、「ふるさと納税をしたことがある」と回答した人
ふるさと納税者の多くは、返礼品の魅力や価値に重点をおいて納税先を選んでいることがわかりました。
また、納税者が魅力や価値を感じる返礼品とはどのようなものなのか、聞いてみました。
【問】魅力を感じるふるさと納税の返礼品を3つまでお答えください。
質問対象:前問で、「ふるさと納税をしたことがある」と回答した人
最上位となった「地域性のある魅力的な返礼品」について、寄付者が「魅力」をどう捉えているかの具体例としては、「地域でとれた農林水産物」(85.5%)が最も高くなりました。
様々な地方の特産物を、その地域に行かなくても本場の味が楽しめるという点が、納税者を引きつける魅力となっているのでしょうか。
様々な地方の特産物を、その地域に行かなくても本場の味が楽しめるという点が、納税者を引きつける魅力となっているのでしょうか。
寄付者は地域とつながっている?特産品の購入は2割、往訪は1割!
【問】あなたはふるさと納税をきっかけにその地域を応援したい・行ってみたいと思ったことはありますか。
質問対象:前問で、「ふるさと納税をしたことがある」と回答した人
質問対象:前問で、「ふるさと納税をしたことがある」と回答した人
ふるさと納税をきっかけとした行動について聞いたところ、地域に興味や関心を持った人が約4割。
実際に特産品を購入した人は2割強、その地域を訪れた人は1割強となっています。
半分近くの人が、ふるさと納税をきっかけにその地域に興味を持つようになったというのは驚きですね。
さらに1割以上の方が、納税後実際にその地域を訪れているようです。
実際に特産品を購入した人は2割強、その地域を訪れた人は1割強となっています。
半分近くの人が、ふるさと納税をきっかけにその地域に興味を持つようになったというのは驚きですね。
さらに1割以上の方が、納税後実際にその地域を訪れているようです。
ふるさと納税経験者は「地方移住」や「寄付型クラウドファンディング」にも関心が!
【問】あなたは都市から地方への移住にどの程度興味がありますか。
ふるさと納税の経験者と非経験者に移住への関心を聞いたところ、経験者のうちの「関心層(実施している+近い将来実施する予定である+実施する予定はないが興味ある)」は38.8%と、非経験者の関心層(28.6%)より10.2ポイント高くなりました。
地方移住に関心があるからこそ、比較的手軽にできるふるさと納税を使って地方についてもっと知りたい!という方が多いのかもしれません。
また、「寄付型クラウドファンディング」についても、同様の質問をしてみました。
【問】あなたは寄付型クラウドファンディングに興味はありますか。またその場合はどのようなプロジェクトに関心がありますか。
※【寄付型クラウドファンディングとは?】クラウドファンディングは資金調達の1つの手法ですが、通常のクラウドファンディングでは、支援者が「出資」をするのに対して、寄付型クラウドファンディングでの支援は「寄付」となります。支援者は、金銭的なリターンを受けることはありませんが、寄付金の控除申請を行うことができます。
地方移住に関心があるからこそ、比較的手軽にできるふるさと納税を使って地方についてもっと知りたい!という方が多いのかもしれません。
また、「寄付型クラウドファンディング」についても、同様の質問をしてみました。
【問】あなたは寄付型クラウドファンディングに興味はありますか。またその場合はどのようなプロジェクトに関心がありますか。
※【寄付型クラウドファンディングとは?】クラウドファンディングは資金調達の1つの手法ですが、通常のクラウドファンディングでは、支援者が「出資」をするのに対して、寄付型クラウドファンディングでの支援は「寄付」となります。支援者は、金銭的なリターンを受けることはありませんが、寄付金の控除申請を行うことができます。
結果は、関心がある人(全体から「寄付型クラウドファンディングに興味はない」と回答した人を差し引いた割合)は、経験者で56.7%と半数を超えています。
プロジェクト内容として最も関心を集めたのは、経験者・非経験者ともに「災害復興支援」。経験者と非経験者を比較すると、経験者では「地域の産業振興」や「新規事業の企業支援」といったプロジェクトへの関心が高くなっています。
最近では、火災により正殿をはじめ7棟が全焼してしまった沖縄・首里城の再建プロジェクト(https://www.furusato-tax.jp/gcf/717)が、
短期間で1億円以上の寄付金を集めたことが注目されました。
プロジェクト内容として最も関心を集めたのは、経験者・非経験者ともに「災害復興支援」。経験者と非経験者を比較すると、経験者では「地域の産業振興」や「新規事業の企業支援」といったプロジェクトへの関心が高くなっています。
最近では、火災により正殿をはじめ7棟が全焼してしまった沖縄・首里城の再建プロジェクト(https://www.furusato-tax.jp/gcf/717)が、
短期間で1億円以上の寄付金を集めたことが注目されました。
「寄付型クラウドファンディング」に望むのは、ふるさと納税より低い金額設定!
【問】もっとも興味のあるプロジェクトかつ関心のある地域で寄付型クラウドファンディングの募集があった場合、あなたは年間いくらくらいの寄付を行えると思いますか。
質問対象:寄付型クラウドファンディングのいずれかのプロジェクトに関心があると回答した人
質問対象:寄付型クラウドファンディングのいずれかのプロジェクトに関心があると回答した人
「寄付型クラウドファンディング」について、いずれかのプロジェクトに関心があると回答した人に、年間の寄付できる金額を聞いたところ、「5000円未満」が37.8%と最も高くなりました。
まとめ
納税者がふるさと納税の返礼品として求めるのは、やはりその地域ならではの魅力や価値といった要素が大きいようでした。
また、ふるさと納税を行なっている方には、地方移住や寄付型クラウドファンディングに興味がある方も多いようでした。
地方移住がしてみたい!という方はその第一歩として、また、これまで二の足を踏んでしまっていた方も復興・災害支援を目的にふるさと納税を始めてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査内容:ふるさと納税に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社インテージリサーチ
調査対象:16歳以上79歳未満の男女10702人
調査期間:2019年3月25日~3月27日
また、ふるさと納税を行なっている方には、地方移住や寄付型クラウドファンディングに興味がある方も多いようでした。
地方移住がしてみたい!という方はその第一歩として、また、これまで二の足を踏んでしまっていた方も復興・災害支援を目的にふるさと納税を始めてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査内容:ふるさと納税に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社インテージリサーチ
調査対象:16歳以上79歳未満の男女10702人
調査期間:2019年3月25日~3月27日