マンション購入条件の第1位はやっぱりアレ

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マンション購入条件の第1位はやっぱりアレ
ここ数年価格が高騰していた不動産もついに勢いが落ちてきました。最近ではタワーマンションの大規模修繕問題などもあり、マンションの将来について不安を感じる人が増えています。「マンション売却の達人」では、マンションの売却を検討している方への情報提供を行っていますが、近年売却に関する問い合わせが増えてきています。そこで今回は「マンション売却の達人」が行なった、マンションの購入・売却に対する意思やマンションに不安を感じている点についてのアンケート調査結果をまとめたものを報告します。

マンションを購入したいと考えている人は約3割

今後マンションの購入を検討していますかという質問に対して、もっとも多かった回答は「考えていない」で37.3%でした。次点の「金額次第では検討する」が29.5%となっているので、現時点で積極的に「マンションを購入したい」と考えている人は、全体の33.2%であることがわかります。マンションの購入に対して積極的な人・中立的な人・否定的な人という大きなくくりで見れば、大まかに三等分されていると言えますが、その中でも「否定的な人がやや多い」という調査結果になりました。
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約半数がマンションの条件として「立地」を優先

マンションを購入する条件としてもっとも優先度が高い回答は「立地」で、49%と約半数の人が回答しています。次点で「購入価格」が28%あり、大半の人が「立地と購入価格」を重視してマンションを選んでいることがわかりました。一方で「マンションのブランド」に関しては優先する人は非常に少なく、やはり多くの人が利便性や経済面を気にしているという調査結果となりました。
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まとめ

今回の調査結果から、マンションに関しては「できれば所有したい」と考えている人が多いものの、経済的な理由から積極的に購入を検討している人は3割程度であるということがわかりました。またマンションの資産価値の減少や、大規模修繕の費用に関しても不安を抱えている人が多いということがわかりました。どちらも経済面でのリスクなので、この先日本の景気が低迷していった場合、これらの不安を感じる人がより増えるのではないかと懸念されます。

一方でタワーマンションやマンションブランドに対するこだわりはさほど強くなく、数年前に比べて市場の人気が落ち着いてきていることからも、タワーマンションの建設だけではこの先の不動産市場を再び盛り上げていくのは難しそうです。2020年以降、不動産市場がどのように推移するかは不明ですが、景気が低迷した場合は売却を考える人の割合が増えると予想されるため、現時点で売却を検討している人は、早めに行動を始めた方が良いかもしれません。

今後マンションの購入を検討している人は、資産価値の減少リスクを充分に考慮して、将来も人口密度が保たれる立地でマンションを探すことがひとつのポイントになるのではないかと思われます。
【調査概要】
調査内容:住宅に関する調査
調査主体:マンション売却の達人
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国20〜70代の男女
サンプル:300ss
調査期間:2019年5月