働く女性300人に聞いた、老後準備のリアル 定年後のお金の準備「十分できている」女性たったの2%⁉

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働く女性300人に聞いた、老後準備のリアル 定年後のお金の準備「十分できている」女性たったの2%⁉
2018年に厚生労働省が発表した推計によると100歳以上の高齢者に占める女性の割合は
約9割となっており(出典:厚生労働省ホームページ)、その割合は過去最高を更新し続けています。
現在、大きな話題となっている老後資金問題も、特に女性にとってはより差し迫った現実的な問題とも言えます。
それでは、実際に女性たちの定年後に向けての準備はどうなっているのでしょうか。
ファイナンシャルアカデミー(本社:東京都千代田区、代表:泉正人、以下当校)は、
その実態を把握するため「女性の定年後」に関する意識調査を実施しましたのでお知らせします。

働く女性のうち「定年後の生活を想像できる」3割未満

「定年後の自分の生活を具体的に想像できますか?」という質問に対し、
「想像できる」と回答した人は全体の3割未満で、働く女性の大半が
現時点で定年後のリアルな生活を描けていないということがわかりました。
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定年後のお金の準備「十分できている」わずか2%

さらに、定年後の資金確保についてたずねたところ、
「十分できている」と回答した人はわずか2%でした。
「十分できている」「まあできている」と答えた人を合わせても2割に満たず、
前述の「定年後の生活を具体的想像できていない」ということに加えて、
お金の準備についても十分できていない人が多数派という実態が明らかになりました。
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働く女性のうち、定活をできている人はわずか1割

一方、「現在、定年後のための活動(定活)をしていますか?」という質問に対しては、
「している」と回答した人は全体のわずか1割にとどまりました。
前述の通り「定年後の生活のためには何かしらの活動は必要」と考えていながらも、
実際の行動に移しているという人はごく少数派であるというのが実情のようです。
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定活をしている人の行動は「情報収集」にとどまりがち

定活をしている」と回答した人を対象に、実際にどのような活動を行っているのか、
定活の内容についてたずねたところ、「情報収集」が6割以上と圧倒的に多く、
次いで「現在持っているスキルを上げる」「資格取得」が上位に挙がりました。
「情報収集」と回答した人の割合とそれ以外との間には30%以上の開きがあり、
現段階では情報収集にとどまるという人が多数派であることがわかりました。
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まとめ

今回の調査では、働く女性の中でも定年後の計画を立てられている人はごく少数派であり、さらにお金の準備を十分できている人は2%という事実が明らかになりました。

私たちは、会社員として働き続ける以上いつか定年を迎えます。
前述の厚生労働省の推計からも、日本の女性の高齢化はより加速する中で、
本当に100歳まで生きることを見据えて、20年、30年続く定年後に起こること、
必要なお金などを把握し、現役のうちから能動的なアクションをできるかどうかが
定年後の人生の分かれ目となりそうです。
【調査概要】
調査内容:定年後の資金に関する調査
調査主体:フィナンシャルアカデミー
調査方法:インターネット調査
調査対象 :全国の女性
サンプル:300ss
調査期間 :2019年5月27日