家計の固定費見直し、きっかけは「老後2000万円問題」が第1位に

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家計の固定費見直し、きっかけは「老後2000万円問題」が第1位に
「老後2000万円問題」、耳にしたことがある人も多いのでは。
これは退職するまでに2000万の貯金がないと
人生100年時代となった現代では、生きていけない
という金融庁が発表したレポートによるものです。

2019年10月には消費税の増税も控えており、
家計を見直している方も多いようです。

そこで今回は家計の固定費に関する調査ということで
どのように対策をとっているのか見ていきたいと思います。

具体的な対策を考えている人・検討中の人は約半数!

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今回、『老後2,000万円問題』を受けて具体的な対策を考えていますか?
と質問したところ、47.3%の人が「はい」または「検討中」と回答しました。

固定費の見直しに興味がある人は72%も!

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続いて、「固定費の見直しに興味がありますか」と質問したところ
「はい」と答えた人が72.3%で、7割以上の人が、
一般的に家計管理のキーポイントと言われている固定費の見直しに
興味を持っていることが分かりました。

固定費の見直しの具体的な項目は「通信費」「保険」「ガス・電気会社の乗り換え」

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固定費の見直しでどのようなことを実施しましたか。または検討していますか
という質問では
「通信費の見直し」を選択した人が51.4%と一番多く
次いで「生命保険・損害保険の見直し」と回答した人が40.3%
「ガス・電気会社の乗り換え」が32.1%という結果となりました。

通信費は、あらゆる生活シーンに関わってきているため必要ではありますが
費用を抑えたいと考えている人が多いようです。

一方、「パートナーのおこづかいの見直し」と回答した人は13.6%
「子どもの教育費」と回答した人は9.9%と低く、
できるだけ削らないようにしたいという家族への思いも見えてきました。

住宅ローンの借り換えに興味を持ったきっかけは「年金問題」と「消費税増税」

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一般的に「住宅ローン」は家計支出の特に大きな部分を占めるため
見直すことで固定費軽減効果があると言われています。

今回、実際に「住宅ローンの借り換え」を実施、あるいは検討している人に
興味を持ったきっかけを質問したところ
「年金問題」を選択した人が52.7%と一番多く
次いで「消費税増税」と回答した人が41.8%
「友人、知人の話」と回答した人が40.0%という結果となりました。

まとめ

いかかでしたか?

固定費の削減に興味がありながらも、
実際の行動に移せていない人が多くいることがわかりました。

最近では月額のサービスが増えているため、
気づくとそれだけで月に数万円と消費してしまっている方も少なくないようです。

ローンの借り換えや保険・通信費の見直しなどは腰が重たく感じますが
固定費を一度見直すことは、その後の数年~数十年に渡って影響します。
10年、20年と積み重ねていくと数百万円以上の節約になることも珍しくないため
まずはひとつだけでも行動してみることをおすすめします。

【調査概要】
調査内容:家計の固定費に関する調査
調査主体:株式会社エイチームフィナジー
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国にお住いの30歳以上で住宅購入15年以内の男女
サンプル:336ss
調査期間:2019年7月24~2019年7月26日