ロボットよりも人間がやった方がいいと思う仕事って?

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ロボットよりも人間がやった方がいいと思う仕事って?
現代社会は効率重視のロボット化、AI化が急速に進んでいます。
最近話題になったものだと、袈裟を着たAIロボットがお経を読むスタイルがありましたが、あまり評判は良くなかったようです。
ロボット化が進む社会においては、人間の温かみのある感情が必要な仕事と、効率化重視の仕事でうまく住み分けをすることが必要になってくるでしょう。
そこで今回は、株式会社プロバイドジャパンが実施した「人の仕事とロボットの仕事」に関するアンケート結果をお伝えします。

ロボットやAIに任せたい仕事は?

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「力仕事」(43.7%)が最も多く、次いで「単純作業」(32.9%)、「繊細な技術を要する仕事」(14.6%)と続き、「人と接する仕事」(7.2%)は最も少ない結果となりました。
やはり人と接する仕事は「感情」に重きを置くことが多く、そうした仕事はAIやロボットでは現在の技術においてまだ難しいと考える方が多いようですね。

逆に人間が行った方がいい仕事は?

 (529)

「医療や介護のスタッフ」(50.4%)が最も多く、次いで「接客スタッフ」(21.2%)、「クリエイター」(18.3%)、「コーディネーター」(8.8%)と続きます。では「医療や介護スタッフ」を選んだ人がここまで多いのはなぜでしょうか。

理由を教えてください。

 (532)

最も多い「医療や介護のスタッフ」を選んだ理由を質問したところ、「信頼できる人にまかせたいから」(46.4%)が最も多く、「安心させてもらえるから」(32.2%)、「優しい言葉をかけてもらえるから」(18.5%)といった意見もあり、不安に感じている方に対してそれを解消できるのは、人間の感情が関係する部分が大きいのではないでしょうか。

今までロボットを利用したことはありますか?

 (535)

現代では様々なロボットが社会に溶け込み、活躍の場を広げています。
しかし、「今までロボットを利用したことはありますか?」と質問したところ、8割以上の方が「いいえ」と回答されました。
要因として、現代におけるロボットの多くは人間には真似できない精密な技術や、持続力を求められることが多く、一般的な関りという部分ではまだまだ普及していないことが挙げられます。ここでロボットを利用したことがある人の声を聞いてみましょう。

人と比べてどうでしたか?

 (538)

「否定的な意見」(49.7%)、「肯定的な意見」(34.6%)、「特に変わりはない」(15.7%)と、多くの方が否定的な意見を述べるという結果になりました。
肯定的な「スムーズだった」「正確」「早い」といった意見がある一方で、「温かみがない」「感情がわからない」「こわい」「安心感はない」「対応に柔軟性がない」といった否定的な意見も多く、ロボットは正確だから技術面では安心できる一方で、不安に思う感情を解消しきれないという面があり、ネガティブな意見が半数以上を占めました。

まとめ

医療・介護の現場においてロボット化は心情的に若干の抵抗感があるようです。しかし、医療・介護の現場においてはホスピタリティが重要である一方で力仕事が多く、体力も必要とされる側面があります。
そのため現在、国を挙げて介護・介助ロボットの開発・普及を後押ししており、実際の現場でのロボット化が進んでいます。
みなさんはこのようなロボット化・AI化が進む中、人間がする仕事はどれだけ残ると思いますか?
【調査概要】
調査内容:人の仕事とロボットの仕事に関するアンケート
調査主体:株式会社プロバイドジャパン
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国10~60代の男女
サンプル: 1,020ss
調査期間:2019年3月25日~2019年3月26日