共働き世帯の理想のごはん作りとは?

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共働き世帯の理想のごはん作りとは?
総務省が発表した、2017年の就業構造基本調査によると、「夫婦共働き世帯」の割合は48.8%とされています。今や、約半数の世帯が共働きとなり、身の回りでも当たり前となりつつありますが、お互い毎日働いていると、新婚当初こそ気合を入れて料理をするものの、その状態をキープし続けることってなかなか大変ですよね。
そこで、今回は、共働き家庭で料理づくりを担当している20~40代男女500名を対象に、日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 的埜 明世、所在地:東京都港区、以下「ニッスイ」)が実施した新婚当時の料理行動=“新婚クッキング”と現在の意識・実態の変化ついての調査結果をお伝えします。

◆“新婚クッキング”時に約6割が「料理にこだわり」

まず現在、料理づくりを担当している共働き男女のうち、“新婚クッキング”で料理に手をかけることにこだわっていた人は約6割(57%)にも上りました。
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この層500名を対象に当時の様子についてきくと、1位は「手作りのおかずを1品以上必ず作っていた」(66%)、2位は「レトルト・冷凍食品は極力使わない」(42%)、3位は「一汁三菜を心掛けていた」(34%)となりました。“新婚クッキング”では、特に「手作り」にこだわる人が多いといえそうです。
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こだわりの理由は「手作り=愛情表現」という思い込み?

続いて料理に手をかけることにこだわっていた理由をきくと、「パートナーへの愛情表現になると思ったから」(79%)、「“おかずの品数が多い家庭=理想の家庭”というイメージがあったから」(77%)と、手作りおかず=パートナーへの愛情だと思っていたという人が多いことがわかりました。一方で、“新婚クッキング”の課題をきくと、「今思えば調理時間が長すぎた」(64%)と回答した人が6割超も見られました。
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また、調理時間がかかりすぎたことで「自分の時間が少ないと感じることがあった」という人は約半数(48%)、「夫婦の時間が少ないと感じることがあった」という人も4人に1人(25%)見られました。調理時間が長いことで、夫婦や自分の時間が犠牲になっていたことがうかがえます。
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“新婚クッキング”のこだわりは7割以上が1年以内に消失

では、実際に、“新婚クッキング”時のこだわりはいつまで続いたのでしょうか。結婚何か月目からこだわらなくてもよいと感じるようになったかきくと、7割以上が1年以内にこだわらなくなったと回答しています(12か月以下:74%)。
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8割以上が「手抜きレシピでも愛情は減らない」

当時と現在の心境の変化についても訊くと、「手作りおかずの数が減ってもいいと思えるようになった」(73%)、「レトルト・冷凍食品に頼ってもいいと思えるようになった」(70%)と回答した人がどちらも7割以上見られ、手間と時間をかけた「手作りおかず」から解放された人が多いことがわかります。さらに、「時短レシピや手抜きレシピに頼ってもパートナーからの愛情は減らないと思えるようになった」(83%)人も8割超となりました。
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「時間をかけて手作り」から「時短と栄養バランス」へ

最後に、“新婚クッキング”のこだわりから解放された現在、家庭での夕食のメニューに求める条件をきくと、1位は「調理時間が短いこと」(72%)となり、「時短」は必須であることがうかがえます。
さらに「栄養バランスがよいこと」(70%)、「野菜が食べられること」(68%)が続きました。
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「時短でいろんな栄養が摂れ、豪華に見える晩ごはんが理想的」(44歳女性)といった声も聞かれ、時短でかつ栄養バランスの取れるメニューが求められていることがわかります。

まとめ

共働き世帯で末永く健やかな家庭生活を築いていくには、何よりパートナーへの思いやりの精神が肝要です。料理を作る人も食べる人も、常に相手の気持ちに寄り添い、助け合いながら家庭生活を営んでいけたら素敵ですね。
【調査概要】
調査内容:共働き家庭における料理に関する調査  
調査方法:インターネット調査 
調査対象:20~40代共働き男女
サンプル:500ss
調査期間:2019年4月4日~5日