現代はオタクに寛容な時代? 趣味と結婚に関する調査

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現代はオタクに寛容な時代? 趣味と結婚に関する調査
「オタク」と聞いてどんな人を想像しますか?存分に趣味を楽しんでいる人でしょうか。
アニメや漫画など、いわゆるオタク趣味がある人でしょうか。
世代によっては、「オタク」と聞くと何となく抵抗を感じてしまう人もいるかもしれません。

近ごろは、オタクのイメージも大きく変わってきているようです。
オタク趣味を持つことをオープンにする人たちが、若い世代を中心に増えているそうです。
インターネットを通じ、同じ趣味の人同士でつながって好きなものを好きなだけ楽しむ。
そんなライフスタイルが広く受け入れられています。

今回は、そんなオタク趣味を持つ人とその結婚観についての調査を見ていきたいと思います。

10 代の 72.0 %、 30 代でも 54.2 %が「オタク」であると回答

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10代から30代の独身男女に、オタクであるかどうかを聞きました。
10~19歳の72.0%が「オタク趣味を持つ人」と回答しています。
30~39歳の54.2%と比べ、17.8ポイントも高くなっています。

若い世代の方が「オタク」に対しての忌避感がなく
実際自身がオタクであるという人も多いようです。
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次に、「オタク」と言えるほどのめり込んでいる趣味があるかどうか、答えてもらいました。

広い意味で見ると、読書や音楽などの趣味にのめり込んだ「オタク」の人もいます。
そうした広く見た場合のオタク趣味については
「読書」(10~19歳:9.6%、20~29歳:9.4%、30~39歳:9.0%)
「スポーツ」(10~19歳:8.0%、20~29歳:8.0%、30~39歳:7.2%)
「車」(10~19歳:7.0%、20~29歳:8.4%、30~39歳:6.2%)
などが上位に上がりました。
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続いてアニメや漫画など、いわゆるサブカルチャーについて聞きました。
「アニメ」(10~19歳:22.0%、20~29歳:22.6%、30~39歳:18.4%)
「漫画」(10~19歳:17.8%、20~29歳:20.6%、30~39歳:19.8%)
「ゲーム」(10~19歳:20.6%、20~29歳:18.8%、30~39歳:17.2%)については
それぞれの世代でおよそ5人に1人が趣味として楽しんでいるようです。

また、10代の結果に注目してみると
「アイドル・声優」は「アニメ」よりも高い22.4%が趣味にしていました。
YouTuberやVtuber、実況など、話題のコンテンツが豊富な「動画」(20.2%)や
ニコニコ動画やYouTubeなどで人気の「歌い手・ボカロ」(11.6%)なども
多くの10代に注目されているようです

こうした新しい趣味のジャンルも、10代に広まってきていることが分かります。

10~30代の独身男女、半数近くが「オタク」と結婚できる

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少し前まで「オタク」と聞くと、「恋愛よりも趣味に没頭している人」
「恋愛・結婚相手として敬遠する人もいる」といったイメージがありましたが
実際にはどうなのでしょうか。
アニメや漫画といったいわゆるオタク趣味がある人と結婚できるか聞いたところ
「10~19歳」の46.6%、「20~29歳」の49.6%、「30~39歳」の43.0%が
「結婚できる」と答えています。
どの世代でも半数近くの人が、相手がオタク趣味がある人でも結婚できると考えているようです。
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オタクといってもその趣味はさまざまです。
「アニメや漫画くらいなら受け入れられる」という人もいれば
「どんな趣味でも気にならない」という人もいるでしょう。
結婚するとしたら、相手の趣味はどこまでが許容範囲なのか聞いてみました。

 「漫画」(44.1%)、「アニメ」(41.5%)、「ゲーム」(35.0%)は
OKという人が多く見られました。
若い世代に人気の「動画」(30.7%)、「アイドル・声優」(26.1%)
「歌い手・ボカロ」(25.7%)なども、これからは“OKな人”が増えていくかもしれません。

結婚後、趣味を理解してもらえなくても3人に1人が「見えないところで楽しむ」

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もし、自分が理解できない趣味を持っている相手と結婚したら
今まで通りその趣味を楽しんでほしいですか?それとも、やめてもらいたいですか?

聞いてみたところ、結婚相手が自分の理解できない趣味を持っていたとしても
「話を聞くくらいならしてもいい」(28.8%)
「気にせず今まで通りに楽しんでほしい(24.8%)など
好意的な回答が上位となっています。

反対に「その趣味自体をやめてもらいたい」と答えた人は6.0%でした。
全体的に趣味を続けることに賛成という意見が多くなっています。
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それでは、結婚した相手に、自分の趣味を理解してもらえなかった場合はどうでしょうか。
「見えないところで楽しむ」(36.1%)、「放っておいてほしい」(26.3%)
「夫婦間で話題には出さない」(22.5%)など、
 個人的に趣味を続けていきたいといった回答が多くなりました。

反対に「その趣味自体をやめる」と答えた人は3.5%でした。

まとめ

好きなものは人それぞれですが、結婚するとなると生活を共にする分、
相手への配慮も必要となってきます。

もしパートナーの趣味が理解できない/してもらえないようでも
そんなところも含めて受け入れられる/受け入れてもらえる関係が理想的なのかもしれませんね。
【調査概要】
調査内容:趣味と結婚に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2019年9月25日〜2019年10月2日
調査対象:10〜39歳の独身男女
サンプル:1,500ss

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