相手に尽くす"つくし世代"、実は野心的かつ計画的?
LIFESTYLE

団塊の世代やゆとり世代にさとり世代などなど、
各世代、特徴的なネーミングで呼ばれたりしますよね。
現在、16~24歳の成人前後の世代(世界ではZ世代と総称)のことを日本では、
「支配されることを嫌い、相手に尽くすことが多い傾向にある」という理由から
”つくし世代”とも呼ばれています。
今回は、そんな "つくし世代"の旅行者が持つ旅行計画や人生観など、
彼ら彼女らの特徴についてブッキング・ドットコム・ジャパンが実施した
調査レポートをお伝えします。
各世代、特徴的なネーミングで呼ばれたりしますよね。
現在、16~24歳の成人前後の世代(世界ではZ世代と総称)のことを日本では、
「支配されることを嫌い、相手に尽くすことが多い傾向にある」という理由から
”つくし世代”とも呼ばれています。
今回は、そんな "つくし世代"の旅行者が持つ旅行計画や人生観など、
彼ら彼女らの特徴についてブッキング・ドットコム・ジャパンが実施した
調査レポートをお伝えします。
"つくし世代"のポイント①:野心に満ちた旅行計画を持っている!
つくし世代は全体として旅行について楽観的な視点を持っており、
約7割(67%)は「今後旅する予定の滞在先を楽しみにしている」と回答しました(日本:55%)。
つくし世代は野心的な側面も持ち合わせているようで、
56%が「旅行中にパラグライダーやバンジージャンプなどの冒険的な旅ナカ体験がしてみたい」
と回答しており、トレッキングなどで「エクストリーム(過激)な旅先」に行く予定がある
と答えたのは全体の52%にのぼりました。
日本では、38%が旅ナカ体験に興味を示しており、
22%が実際に予定しているという結果となったことから、
世界よりも興味は薄い傾向にあります。
約7割(67%)は「今後旅する予定の滞在先を楽しみにしている」と回答しました(日本:55%)。
つくし世代は野心的な側面も持ち合わせているようで、
56%が「旅行中にパラグライダーやバンジージャンプなどの冒険的な旅ナカ体験がしてみたい」
と回答しており、トレッキングなどで「エクストリーム(過激)な旅先」に行く予定がある
と答えたのは全体の52%にのぼりました。
日本では、38%が旅ナカ体験に興味を示しており、
22%が実際に予定しているという結果となったことから、
世界よりも興味は薄い傾向にあります。
つくし世代のポイント②:「お一人様」でも大丈夫な度胸がある!
独立心の強い、つくし世代の若者たちは今までの殻を破り、一人旅を楽しむ意欲にも溢れています。
「今後10年の間に1回はひとり旅をしたい」と答えたのは全体の34%にのぼりました。(うち女性36%、男性32%)
日本では、27%にのぼり、うち女性23%・男性33%と
男性は世界平均よりも日本人の方がひとり旅への意欲は高いことが判明しました。
「今後10年の間に1回はひとり旅をしたい」と答えたのは全体の34%にのぼりました。(うち女性36%、男性32%)
日本では、27%にのぼり、うち女性23%・男性33%と
男性は世界平均よりも日本人の方がひとり旅への意欲は高いことが判明しました。
つくし世代は単身旅行に関心を寄せており、基本的に旅行は一人でしたい
と答えた人は33%にのぼり、この数字は他のどの年代よりも高いものでした。
また、18%は「ギャップ・イヤー(高校卒業から大学入学、または大学卒業から
大学院進学までの期間)に一人でバックパッカーの旅に出かけたい」と答えています。
と答えた人は33%にのぼり、この数字は他のどの年代よりも高いものでした。
また、18%は「ギャップ・イヤー(高校卒業から大学入学、または大学卒業から
大学院進学までの期間)に一人でバックパッカーの旅に出かけたい」と答えています。
つくし世代のポイント③:世界平均で約7割がバケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)を用意
世界平均で69%のつくし世代が「旅行についてのバケットリスト
(死ぬまでにやりたいことリスト)がもうある」と回答している一方、
日本人の調査結果は真逆となる39%という結果となりました。
しかし、世界でも日本でもバケットリスト保有率は特につくし世代の女性に
高いことが分かりました。(世界:女性は74%・男性は64%/日本:女性は43%・男性は33%)
(死ぬまでにやりたいことリスト)がもうある」と回答している一方、
日本人の調査結果は真逆となる39%という結果となりました。
しかし、世界でも日本でもバケットリスト保有率は特につくし世代の女性に
高いことが分かりました。(世界:女性は74%・男性は64%/日本:女性は43%・男性は33%)
旅のバケットリストを作る理由としては、
「想像の旅を満喫するために、バケットリストを作り、
今後どこに旅するのか考えるのが楽しかったから」だと44%が回答。(日本:45%)
実際32%の人が今後10年の間にバケットリストにある旅先の少なくても5ヶ所は訪れたい」
とも回答しています。(日本:27%)
また、この世代に特徴として、デジタルネイティブな点が挙げられます。
特にInstagramはつくし世代のインスピレーションの宝庫ともいわれ、
「インフルエンサーの旅行に触発されて自分も旅に出かけた」と
44%の人が回答しました(日本:23%)。
「想像の旅を満喫するために、バケットリストを作り、
今後どこに旅するのか考えるのが楽しかったから」だと44%が回答。(日本:45%)
実際32%の人が今後10年の間にバケットリストにある旅先の少なくても5ヶ所は訪れたい」
とも回答しています。(日本:27%)
また、この世代に特徴として、デジタルネイティブな点が挙げられます。
特にInstagramはつくし世代のインスピレーションの宝庫ともいわれ、
「インフルエンサーの旅行に触発されて自分も旅に出かけた」と
44%の人が回答しました(日本:23%)。
一方で、バケットリストを用意していない”つくし世代”(31%)が
その理由として挙げた事由にも興味深いものがあります。
特に「バケットリストを用意しないのは衝動的に旅行をするためである」
と回答した人が各世代の中で最も少ないのが、つくし世代でした。
つくし世代は野心的である一方、計画的なスタイルを好むのかもしれません。
その理由として挙げた事由にも興味深いものがあります。
特に「バケットリストを用意しないのは衝動的に旅行をするためである」
と回答した人が各世代の中で最も少ないのが、つくし世代でした。
つくし世代は野心的である一方、計画的なスタイルを好むのかもしれません。
つくし世代のポイント④:物を購入するより体験にお金を使う傾向
つくし世代が成長していった過去約10年間は、
不安定な世界経済がもはや当たり前の状態となっていた時代でした。
そんな状況下で形成された彼らの金銭感覚(特に今後5年間でのお金の使い道)に
焦点を当てることで、全体的な人生観も垣間見えます。
調査では、世界のつくし世代の60%、そして日本の45%は
「旅行はいつでもお金をかける価値がある」と答えています。
また、出費先として「旅をして世界を見ること」が最も重要だと回答した人は
世界では65%、日本では46%にのぼりました。
旅行の次に大切だと捉えられているものは「人生最大の投資(住居購入への頭金)への貯金」で、
興味深いことに最も重要度が低かったのは、より多くの物を購入することでした。
不安定な世界経済がもはや当たり前の状態となっていた時代でした。
そんな状況下で形成された彼らの金銭感覚(特に今後5年間でのお金の使い道)に
焦点を当てることで、全体的な人生観も垣間見えます。
調査では、世界のつくし世代の60%、そして日本の45%は
「旅行はいつでもお金をかける価値がある」と答えています。
また、出費先として「旅をして世界を見ること」が最も重要だと回答した人は
世界では65%、日本では46%にのぼりました。
旅行の次に大切だと捉えられているものは「人生最大の投資(住居購入への頭金)への貯金」で、
興味深いことに最も重要度が低かったのは、より多くの物を購入することでした。
お金の使い道でも、以下の7項目のうち5項目において、
つくし世代は「物を購入することより短時間の体験にお金を費やす旅行の方がより重要」
だと判断しました。
旅行の方が重要度が高いとされたのは、
テクノロジー / ガジェット、エステ/ 美容トリートメント、家具/家庭用品などでした。
つくし世代は「物を購入することより短時間の体験にお金を費やす旅行の方がより重要」
だと判断しました。
旅行の方が重要度が高いとされたのは、
テクノロジー / ガジェット、エステ/ 美容トリートメント、家具/家庭用品などでした。
つくし世代のポイント⑤:出張や異文化体験は大歓迎!
将来の仕事について模索したり、働き始めて間もない段階にいるつくし世代にとって、
キャリアという概念はとても新鮮に見えるようです。
そのためか、人生で最も重要な体験として「就職」を挙げた
つくし世代の若者が世界では80%、日本では68%にものぼりました。
旅行に情熱を燃やすこの世代にとって、仕事探しの重要ポイントとして、
「出張に行ける機会の多さを大切な要素」だと回答したのは全体の54%(日本:22%)にのぼり、
また57%は「異なる文化に触れられる仕事を魅力的に感じる」と答えました。(日本:33%)
キャリアという概念はとても新鮮に見えるようです。
そのためか、人生で最も重要な体験として「就職」を挙げた
つくし世代の若者が世界では80%、日本では68%にものぼりました。
旅行に情熱を燃やすこの世代にとって、仕事探しの重要ポイントとして、
「出張に行ける機会の多さを大切な要素」だと回答したのは全体の54%(日本:22%)にのぼり、
また57%は「異なる文化に触れられる仕事を魅力的に感じる」と答えました。(日本:33%)
まとめ
生まれた時からデジタル技術に慣れ親しんで育ってきた、
つくし世代の旅行者たちは世界に触れたいという思いが
他の世代に比べて高いことが今回の調査で明らかになりました。
一方で、バケットリストの用意やモノ消費は好まないなど、堅実な側面も見受けられます。
世代論として必ずしも、ひとまとめには括れませんが、
仕事もプライベートも各世代の特徴を踏まえた上で接することが、
円滑なコミュニケーションを実現する近道かもしれませんね。
つくし世代の旅行者たちは世界に触れたいという思いが
他の世代に比べて高いことが今回の調査で明らかになりました。
一方で、バケットリストの用意やモノ消費は好まないなど、堅実な側面も見受けられます。
世代論として必ずしも、ひとまとめには括れませんが、
仕事もプライベートも各世代の特徴を踏まえた上で接することが、
円滑なコミュニケーションを実現する近道かもしれませんね。
【調査概要】
調査内容:Z世代に関する調査
調査主体:ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社
調査方法:インターネット調査
調査対象:世界29の市場で16歳以上(うち25%が16歳~24歳)の男女
サンプル:2万1,807ss
<内訳>
(オーストラリア、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、
中国、ブラジル、インド、アメリカ、イギリス、ロシア、インドネシア、コロンビア、
韓国からそれぞれ1,000名、日本、ニュージーランド、タイ、アルゼンチン、ベルギー、
カナダ、デンマーク、香港、クロアチア、台湾、メキシコ、オランダ、スウェーデン、
シンガポール、イスラエルからそれぞれ600名)
調査内容:Z世代に関する調査
調査主体:ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社
調査方法:インターネット調査
調査対象:世界29の市場で16歳以上(うち25%が16歳~24歳)の男女
サンプル:2万1,807ss
<内訳>
(オーストラリア、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、
中国、ブラジル、インド、アメリカ、イギリス、ロシア、インドネシア、コロンビア、
韓国からそれぞれ1,000名、日本、ニュージーランド、タイ、アルゼンチン、ベルギー、
カナダ、デンマーク、香港、クロアチア、台湾、メキシコ、オランダ、スウェーデン、
シンガポール、イスラエルからそれぞれ600名)