妊娠前に必要なワクチン接種、正しい知識持っていますか?

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妊娠前に必要なワクチン接種、正しい知識持っていますか?
2019年7月6日は「ワクチンの日」ということをご存知ですか。予防接種ときくと注射を思い浮かべ、なかなか気が進みませんよね…。今回、ドコモ・ヘルスケア株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:村上 伸一郎、以下ドコモ・ヘルスケア)は、女性のカラダとココロをサポートするアプリ「カラダのキモチ」利用者の中で妊娠を希望されている方を対象に、予防接種に関するアンケート調査を実施いたしました。

妊娠希望者でも、妊娠中に接種できないワクチンがあることを知らない人が3割

「妊娠中に接種できないワクチンがあることを知っていますか」という問いに対し、「知っている」と回答した人は67.9%となり、妊娠希望者でも知らない人が32.1%もいることがわかりました。
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また、妊娠中に接種できないと思うワクチン名を聞いたところ、風しんとはしかについては約8割が接種できないことを正しく認識していました。
一方で、おたふく風邪や水ぼうそうは約4割が接種できるという誤った認識を持ち、接種が可能なインフルエンザについては、約3割の方が接種できないという誤った認識を持っていました。
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正しい知識を持ち、しっかりと予防することが重要です。

自身に風しん&はしかの抗体があると認識している人は約6割。2割は不明や抗体なし。

​ 自身に風しんとはしかの抗体があると認識している人は57.8%に留まり、わからない人が21.0%と5人に1人が把握していませんでした。
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また、抗体があると回答した方に、どのような方法で確認したかを聞いたところ、73.6%の人は抗体検査や妊婦健診で改めて確認していた一方、母子手帳や親への確認によるものや、その他(過去に予防接種をしたからなど)と回答した人が合わせて23.6%でした。

検査をしていない場合、間違って認識している可能性や、抗体が消失している可能性もあることから、妊娠前に予防接種や抗体検査をすることをお勧めします。
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約4割の人が、妊娠を意識して風しん・はしかのワクチン接種を受けている

妊娠を意識して風しん・はしかのワクチンを接種した人は37.3%となりました。
しかし、「受けようと思っているが受けていない」、「必要だと思わなかった」という要注意ゾーンにいる人が24.7%もいました。

妊娠してからではワクチン接種ができない上、妊娠中にかかってしまうと子供が先天性の病気にかかってしまったり、流産や早産などを引き起こす可能性があるため、妊娠前からしっかりと対策をする必要があるそうです。
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パートナーに風しん・はしかの抗体があるかわからない女性が5割以上。抗体が必要なのは妊婦だけではない!

パートナーに抗体があるかを聞いたところ、わからないと回答した人が55.4%もいることがわかりました。すでに妊娠中のためワクチンが打てない人や、予防接種をしても抗体がつかない体質の人がいるため、女性だけではなく周囲の人たちも風しんやはしかの抗体を持っておくことが重要です。パートナーに抗体があるかわからない女性も多いことから、男女ともに意識の改革が必要です。
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風しん・はしかの予防接種をすすめても受けない男性が半数

パートナーへワクチン接種を勧めたにも関わらず、パートナーが受けていないと回答した人が5割もいることがわかりました。

勧めていない中でパートナが自ら積極的に受けた人はわずか4.0%となり、男性側の意識向上が急務であることがわかりました。
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まとめ

実際に妊娠するのは女性ですが、パートナーは最も密に接する存在で感染症を媒介する可能性も十分にあるので、公衆衛生の観点からも性別に関係なく抗体を持つことをオススメいたします。妊活というのを一つのきっかけに男女でしっかりとワクチンを接種し、少しでも安心感を高められると良いですね。
【調査概要】
調査内容:妊娠に関する調査
調査主体:ドコモ・ヘルスケア株式会社
調査方法:非公開型インターネットアンケート
調査対象:「カラダのキモチ」アプリ利用者のうち、妊娠を希望している10代~50代の女性
サンプル:3,278ss
調査期間:2019年5月