【共働き/片働き】家庭でのお財布管理ってどうしてる?

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【共働き/片働き】家庭でのお財布管理ってどうしてる?
突然ですが、あなたのご家庭ではお財布をどう管理していますか?
パートナーと結婚し一緒に住んでいるためお財布も一緒にしている、必ずしもお財布も一緒にしているわけではない、などパターンはさまざまかと思います。
調査結果によると家庭内での働き方によって、お財布の管理方法にも差が生まれていることが明らかになりました。今回は、働き方ごとの管理方法のちがいについてお伝えします。

働き方によってお財布の管理方法に差がある?

男女問わず外へ働きに出るのが当たり前となった今、家庭ごとにそれぞれの働き方がありますよね。夫のみが働きに出る、妻だけが働きに出る、お互いが仕事をするなど働き方も柔軟になっています。

家庭内の働き方が多様化するということは、同じく収入源も多様化するということ。従来の社会では夫の稼ぎのみだったという家庭が主流でした。しかし、現代では夫のみが稼ぐだけではなく、妻のみが稼ぐケースやお互いに稼ぐケースも。

それでは、働き方によって家庭内のお財布管理方法も当然、異なるのでは?実際に、働き方ごとに、どのようにお財布を管理しているのかについて見ていきましょう。

働き方ごとのお財布管理の現状

まずは、お財布管理の現状についてです。

・共通財布型A:2人の収入を共通財布へ入れて、生活費や貯蓄・小遣いなどを振り分ける
・共通財布型B:生活費・固定費は共通財布から出す。自分の貯蓄・小遣いは自身で管理する
・それぞれの財布型:共通財布を作らずに、食費・光熱費などの項目別にどれを払うのか分ける
・一方が全額負担:収入の多い方が出費を全て負担する。貯金・小遣いは各自の財布で管理
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現状として、「共働き(47.2%)」「片働き・妻(40.0%)」は、「共通財布型A」が最も多い結果となりました。一方、「片働き・夫」では、「共通財布型A」が39.0%、「一方が全額負担」が40.7%とさほど差がない状況です。

以上の結果から、2点のポイントを考えることができます。

① どんな働き方であっても「共通財布型A」を採用している家庭の割合が多い
② 同じ片働きでも、夫と妻どちらが働きに行くかで収入の負担方法が変わる

このポイントで興味深い点は、②の同じ片働きでも夫と妻が働いている場合で財布の管理方法に差が生まれていることではないでしょうか。「一方が全額負担」では、片働き・夫40.7%に対し片働き・妻24.0%と16.7%の差が生じています。あなたはこの結果をどう捉えますか?

家庭のお財布は、どう管理するのが理想?

一方、本当は家庭のお財布をどう管理するのが理想だと考えているのでしょうか?
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以上の調査結果から、3つのポイントを絞り出しました。

① どの働き方でも、最も「共通財布型A」を理想としている
② 同じ片働きでも、夫は「全額負担したい」と思っている一方、妻はさほど感じていないのではないか。
③ 片働き(妻)では、他の働き方と比べ「それぞれの財布型」を支持する層が厚い

全ての働き方においてお財布を一緒に管理する「共通財布型A」にするのが理想であると答えている人が多いのが現状です。

一方で、片働き家庭での理想として2点気になるポイントがあります。
ひとつは、「一方が全額負担」を片働き・夫は29.4%したいと思っているけれど、片働き・妻は12.0%(-17.4%)しかしたくないと思っている点です。
対して、片働き・妻は24.0%が「それぞれの財布型」にしたいと思っているようです。共働きは13.8%(-10.2%)、片働き・夫は13.6%(10.4%)が答えていることから、差が見られることが分かります。

この結果から、男女間での収入の捉え方やジェンダーの役割への認識に違いがあるのではないかと考えることもできます。

まとめ

今回は、働き方ごとに財布の管理方法をどうしているのかについてご紹介しました。働き方はもちろん、同じ働き方であっても結果に差が見られて興味深かったのではないでしょうか。働き方だけではなく、社会での男女間の相違点についても考えるきっかけとなる調査結果でしたね。
【調査概要】
調査主題 :お金の管理についての調査
調査主体 :.answer
調査方法 :インターネットリサーチ
調査対象 :全国30~69歳の男女
サンプル数:400サンプル
調査期間 :2018年11月30日~2018年12月3日